「留学」を思い立つと、海外生活を想像してさまざまな疑問や興味が湧いてくるもの。
ジュニア世代の頭の中は、常に「なぜ?なに?どうして?」でいっぱい。
ときどき親御さんも聞かれて困ってしまうこともありますよね。
留学に関する疑問の答えは、代わりにウインテックが解決します。
好奇心旺盛なみなさんに、留学を成功させるためのちょっとマニアック、だけど留学のリアルをとらえた役立つ情報をご紹介します。
ぜひ、お子さんと一緒に読んで、「なるほど!」を共有してください。
お子さんが初めてひとりでおつかいに行ったのを覚えていますか?
ひとりでおつかいに行かせるのは親御さんとしても、ハラハラドキドキの経験だったかと思います。それから十数年。ひとりで習い事に行けるようになったり、ひとりでおばあちゃんの家に遊びに行けるようになったり、できることがどんどん増えてきますよね。
ある程度身の回りのことができるようになった今、「今度は海外にひとりで行く」という新たなハードルにチャレンジする世代向けに役立つサポートや裏ワザをご紹介!
「アナカンサービス」とはUnaccompanied Minor Service(アナカンパニード・マイナー・サービス)の略で、お子さんが親御さんの同伴なしで飛行機に乗る場合に、各航空会社がサポートしてくれる付添サービスです。
ANAは満5歳から、エアカナダは満8歳からなど、各航空会社で条件年齢が異なりますが、子どもでも単身で飛行機に乗ることができます。
例えば、海外のサマーキャンプに参加する場合、10歳~17歳で参加されるケースが多いですが、まだ小・中学生はひとりで大きな空港を歩き周ることやチェックイン、搭乗、乗り継ぎなどが難しいため、各航空会社で「アナカンサービス」を用意しています。
サポートの内容としては、
などがあります。
特に注目してほしいのは、⑤の「現地で出迎える学校スタッフへの受渡し」なのですが、学校スタッフ(送迎ドライバー)のIDを事前に登録しておき、その担当者以外には絶対に受け渡さないという厳重な体制ですので安心して任せることができます。また、帰国の際も同じサポートを受けられます。(日本で出迎える方は親御様なので、事前に親御様の名前を登録しておきます。)
サービス内容や対象年齢は各航空会社によって異なりますが、「お子様に安全な空の旅を」と、各航空会社でアナカンサービスを充実させていますので、是非ご利用いただき有意義な留学へのファーストステップを踏んで頂ければと思います。
【参考サイト】
■ANAのアナカンサービス
https://www.ana.co.jp/serviceinfo/international/support/kids/
■エアカナダのアナカンサービス
http://www.aircanada.com/jp/travelinfo/before/youngtravellers/minors.html
■カンタス航空のアナカンサービス
http://www.qantas.com/travel/airlines/children-travelling-alone/global/ja
<アナカンサービスを利用するにあたっての注意点>
アナカンサービスを利用する前に、知っておいて頂きたい注意点があります。早めに対策を練って、しっかりサービスを受けられるようにしておきましょう。
・アナカンサービスは有料(片道約2万円~)の場合が多く、事前の申し込みが必要です。
・主要都市以外へのフライトの場合、または経由便の場合、アナカンサービスが受けられないケースがありますので、留学先は直行便のある主要都市を選ぶとよいでしょう。
・LCC(格安航空会社)にはアナカンサービスはありません。
・航空会社によっては、1回のフライトでアナカンサービスを受けられる人数が決まっています。その枠が埋まってしまうとサービスは利用できませんので、早めに留学プランを考え始め、できるだけ早く飛行機とアナカンサービスを予約することが大切です。
飛行機は実にさまざまな人が利用します。日本人、外国人、大人、子ども…。目的も旅行、ビジネス、帰省、留学など十人十色。子どもといえども、ひとりで飛行機に乗る場合はその機内でマナーを守って過ごすことが大切です。基本的なことですが、日本にいるうちにお子さんに伝えておきましょう。
・シートベルトをきちんとする
・足をバタバタさせたり、必要以上にテーブルの開け閉めをして前の席の人に迷惑をかけない
・夜に出発する便の場合は機内で寝る乗客もいるので騒がない
・通路を走り回らない
・I pad、ゲーム、TVを見るときはイヤホンを使う
また、飛行機で寝られるように出発前にお子さんを疲れさせておく、というのも機内で騒がせない準備といえるかもしれません。
飛行機に乗っていると離着陸時に気圧の変化で耳が痛くなることがありますよね。大人なら耳抜きが上手くできますが、子どもは耳抜きが上手くできない場合があります。そんなときの対処法をご紹介します。
対処法① 飴やガムを食べたり、飲み物を飲む → ツバを飲み込むと耳抜きできます
対処法② あくびをする → アゴを動かして耳管を刺激します
対処法③ 飛行機専用の耳栓をする → 耳の痛みを軽減できます。子ども用の小さいものもあります。
耳抜きには色々な方法がありますが、どうやっても耳の痛みがとれなければ、我慢せずに客室乗務員に伝えてください。鎮静剤をくれるなど、対処してくれます。
飛行機に約10時間も乗っていると時間と持て余してしまいますよね。特に子どもだと飽きてうろうろしたり、騒いだりしてしまうかもしれません。長時間おとなしく座っていられるように、暇つぶしアイテムをいくつか用意していくと快適に過ごせるでしょう。さらに、英語の勉強になるようなアイテムにすれば、英語の練習にもなるので一石二鳥!
・本 → 英語の本だと留学の準備にもなるのでGOOD!
・ぬりえ・色鉛筆 → 日本のアニメは海外でも人気。ポケモンやジブリの塗り絵を塗って、ホームステイ先や寮でできた友達にプレゼントしても喜ばれます
・ゲーム/パズル → チェスやオセロは世界的にプレーされているゲームなので練習しておくと留学先でも役に立つかも!?
・I Pad → 楽しみながら英語が勉強できるアプリを入れておこう
・飛行機の個人スクリーンで映画鑑賞 → 英語で聞いてリスニングの練習にも
<親子で行く場合>
3歳以下のお子さんを連れていかれる親子留学の場合、(親御さんが同伴しても)航空会社によってはアナカンサービスの対象になっている場合があります。
親御さんも慣れない飛行機で戸惑うこともあると思います。子連れで空港内を走り回るのも一苦労。是非、アナカンサービスを利用してください。
でも、3歳以下のお子さんが機内で思い通りに静かにしてくれることは難しいです。周りの人に迷惑になりそうでしたら、3300円~500円程度のお菓子の小袋を用意しておいて、離陸前に「騒いでしまったらすみません」とあいさつしておくのもよいでしょう。現地到着まで、長時間同じ機内で過ごすことになりますが、ほんの小さい気遣いで周りの方の理解が得られることがありますよ。
日本ではお子さんに飛行機に乗る際のマナーや準備を教えておきましょう。飛行機にひとりで乗るのも留学の醍醐味のひとつ。安全に留学先に行って、帰国できる「アナカンサービス」を上手く使って、一回り成長したお子さんに会えるのを楽しみに待ちましょう。
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