心得のまとめ 「留学」を思い立つと、海外生活を想像してさまざまな疑問や興味が湧いてくるもの。

ジュニア世代の頭の中は、常に「なぜ?なに?どうして?」でいっぱい。
ときどき親御さんも聞かれて困ってしまうこともありますよね。
留学に関する疑問の答えは、代わりにウインテックが解決します。

好奇心旺盛なみなさんに、留学を成功させるためのちょっとマニアック、だけど留学のリアルをとらえた役立つ情報をご紹介します。
ぜひ、お子さんと一緒に読んで、「なるほど!」を共有してください。

子どもの海外留学、準備を始める最適なタイミングは?

留学準備

2023年もあと3ヵ月。今年のサマーキャンプがひと段落したのもつかの間、すでに2024年のサマーキャンプに関するお問い合わせがチラホラと届いています。

最近お問い合わせ頂いた方は、「本当は今年参加しようと思っていたが、春から準備を始めたらプログラムが全て満席となっていた…」という方がほとんどです。私たちとしても想定していた以上の留学需要の回復で、日々変化する空き状況への対応に追われていました。

それでは、海外留学の検討を始めた時、準備始めるタイミングはいつがベストなのでしょうか。サマーキャンプと正規留学それぞれの留学スタイル別にご紹介していきます。

サマーキャンプは6ヵ月前から

毎年満席になるタムウッドキャンプ

毎年満席になるタムウッドキャンプ

2023年は新型コロナウイルスによる影響もひと段落し、サマーキャンプに関するお問い合わせはコロナ前の2019年頃と比較して1.5倍以上になりました。

理由として、「コロナにより渡航できなかった方の再始動(いわゆるリベンジ消費)」と、「留学の低年齢化による希望者の増加」などが挙げられます。この現象は日本以外の国でも同様に発生しており、カナダやロサンゼルスの名門大学に滞在できる人気のプログラムなどは3月末頃に満席となりました。

通常サマーキャンプは6月上旬から8月中旬まで開講している学校が多いため、時期さえ選べれば必ず参加することはできるでしょう。ところが日本人の場合は夏休みの関係上、海外渡航は7月下旬から8月上旬に渡航時期が集中するため、必然的にこの期間から埋まっていくことに。さらにサマーキャンプは週末いずれかに出発するケースが多いため、海外旅行のハイシーズンと相まって航空券の確保も急務となります。

なるべく多い選択肢の中からお子さまにあったサマーキャンププログラムを選びたいというご家族の場合、少しでも早くご相談にお越し頂いて渡航先を選び始めることをおすすめします。

正規留学は1年以上前から

ウエストバンクーバー教育委員会のエコールセンチネル高校

ウエストバンクーバー教育委員会のエコールセンチネル高校

海外の中学・高校を卒業するまで、もしくは1学年だけ留学することを正規留学と呼びます。

正規留学を検討される場合、渡航の1年以上前には手続きを始める必要があります。具体的には、留学先の選定から始め、ビザ申請や英語力の向上などに取り組む必要があります。

正規留学では、現地校の学期の始まりに合わせて渡航するのがポピュラーで、オーストラリアとニュージ―ランドでは一般的に1月/4月/7月/10月。カナダやアメリカ、イギリスでは9月/1月に入学することができます。

とはいえ希望のタイミングで任意の学校に入学できるかというと、そういうわけにもいきません。

日本では中学3年生の夏休みから本格的に受験勉強を始める学生が多いですが、海外留学となると話は別。私たちは外国人という立場になり、その枠は限られています。「治安が良く、卒業率や進学率の高い学区」や、「すでに留学生比率が高く、受け入れ枠が少ない学区」では、1年以上前から募集を締め切ることも。

一例として3つの公立校で200名の留学を受け入れている『ウエストバンクーバー地区の教育委員会』のケースをご紹介します。

本学区では毎年10月中旬に翌年9月入学の募集を開始するのですが、毎年日付が変わった瞬間からオンライン登録が殺到し、あっという間に満席になるほど人気の高い学区です。もちろん余程のことがない限り、翌々年1月入学の枠が空くことはありません。

そして希望の学区に入れなかった生徒が別の学区に次々と入学していき、徐々に選択肢が狭まっていくという傾向が年々顕著になっています。

『お子さまの海外留学という人生を左右する一大イベント』が、動き出しが遅れたことで消去法で学校を選択せざるを得ないというのは非常にもったいと思いませんか?。

学年が上がるにつれて一般科目のレベルや求められる英語力が高くなるため、必然的に留学生枠も少なくなります。現在小中学生で将来的な留学を検討しているご家族には、日本の中学・高校の区切りに捉われずに中学1,2,3年のタイミングで渡航することを推奨しています。

参照:ウエストバンクーバー教育委員会…https://westvancouverschools.ca/international/

心得のまとめ

今日ではランドセル選びも『ラン活』と称され、1年以上前から購入を検討する時代。少子化の影響もあり、教育にかける準備のスピードは年を追うごとに早まっています。

お子さまがサマーキャンプから帰国する8月中旬頃になると、正規留学についてのご相談が徐々に増えていく傾向にあります。

留学先の治安や校風はもちろん、お子さまの成績や正確に応じた最適な学校に送り出せるよう、ワンテンポ早くご相談にお越し頂けると幸いです。

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